馬鹿猫ども

愛らしいのだが馬鹿ばかりをしている我が家の猫ども(元野良猫)と、その飼い主である猫好きの母と、そこそこ猫が好き程度の家族の日記です。

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母が我が家に猫を連れて越してくる前、我が家の庭を我が物顔で出入りしていた野良猫がいた。その猫はとても強そうに見えた。顔は傷だらけで、ところどころ毛が抜けてしまっている。右目は半分ぐらいしか開かない。その風貌は数々の戦いを勝ち抜いてきた歴戦の勇者のように見える。うちの家族はその野良猫をボスと呼んでいた。

ボスは俺や家族のものが近づいても直ぐには逃げようとしない。かといって呼んでみても餌をあげても寄っては来ない。野良猫としてのプライドを持っているようなのだ。

我が家に母が猫を連れて越してくる事になったとき、俺が一番心配したのはボスとのトラブルだった。どう考えても、母が連れてくる猫が喧嘩でボスに勝てる訳がない。また、野良猫のボスも仲良くする気にはならないだろう。うちの庭を縄張りにしているボスは、母の連れてくる猫を自分の縄張りへの不法侵入者とみなし、排除しようとするにちがいないと自分は思った。

しかし、俺が思っていたほどの喧嘩は無かった。

最初の頃、うちの猫どもは時々ボスに追い回されていたが、そのうちボスはうちの猫どもを全く追い回さなくなったのだ。

ボスも老いたのだ。

我が家の周辺に住む野良猫のボス猫だったボスは、その地位を追われたようだ。いまは、すっかり大人しい野良猫になってしまっている。うちの猫どもとも仲良くやっているようで、庭でモモと並んで座っているのを見たこともある。更に頑なに拒み続けていた餌も食べるようになった。

ヨボヨボの老猫になってしまったのだ。

母があげる餌も食べるし、近所の家でも餌をもらっているらしい。餌を呉れる人に寄って行くことは無いが、人が近づいてもあまり逃げなくなった。人に馴れてきているようなのだ。だが、決して家の中には入ってこないし、人に抱かれることも無い。

老猫になったボスは若くて強い野良猫に追い回されているようで少々可愛そうな気もするが、今以上人に馴れることはなさそうなのでどうしようもない。

一応、寝床だけはうちの庭に作ってあるが、寝ているところは一度しか見たことが無い。

長いこと野良猫だった猫は、そう簡単には人に飼われないのだろう。まぁ、無理に飼う必要は無いとも思うのだが、あのヨロヨロした歩き方を見ているとなぁ…。

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