馬鹿猫ども

愛らしいのだが馬鹿ばかりをしている我が家の猫ども(元野良猫)と、その飼い主である猫好きの母と、そこそこ猫が好き程度の家族の日記です。

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夕方、母に聞きたいことがあって母の部屋に入ってみると、部屋の中は薄暗く、居るはずの母が居ない。いつの間にか、何処かへ出かけてしまったようだ。部屋に残されているのは馬鹿猫だけだ。

テーブルの上にミミが、テーブルの下にはモモが横になっている。母の椅子の上にはレオが座っている。窓辺に置いてある椅子の上にはアイが、餌の横にはブー太郎が横になっている。ブー太郎まで母の部屋に居るのは珍しい。旅に出ているとされているトラ以外の猫が全て揃っているではないか。猫ども俺の存在を気にすることも無く、のんびりと寛いでいるようだ。

母が居ないので部屋を出ようとした時、なんとなくミミが気になってミミに声をかけた。

すると、全ての猫どもがこちらを向いて俺を見るではないか。

何か問題でも…。

このまま部屋を出てはいけないような雰囲気が、一瞬にして作り出されてしまった。薄暗い部屋の中で猫5匹に見つめられるのは気持ちの良いものではない。猫どもは何かを訴えているのだろうか。俺には全然判らん。

とりあえず、ミミの頭でも撫でてやってから部屋を出るかと思い、ミミの元へ近づいて頭を撫でてやった。嬉しそうに俺の手に頭を押し付けてくるミミ。ミミの頭を撫でていると右から物凄い視線を感じた。レオがジッとこちらを凝視している。「次は俺を撫でてくれ」といわんばかりの顔だ。

ミミを撫でてやった後、レオの頭も撫でてやった。すると今度は左のほうから視線を感じる。「俺は撫でてくれんのか」といった顔でモモが見ている。

「あぁ、判った判った…」

レオの後にモモも撫でる。

アイは母以外の人が近づくのを嫌がる猫で、俺は触ったことすらない。アイだけは俺に撫でてもらいたいとは思っていない。そうなると次はブー太郎だ。奴も撫でてくれという顔をするのだろう思い、俺の方からブー太郎の方を見てみると…。

「何してんだブー太郎…」

ブー太郎は横になったままで俺の方を向き、顔を突き出しては引っ込めるといった妙な動作を繰り返している。しかも目は閉じたままだ。何とも間抜けで判りやすいアピールだ。

この猫、完璧に我が家に馴染んだな…。

ブー太郎を撫でてやると、他の猫以上に強くしつこく頭を手に押し付けてくる。飼い猫から野良猫へ、そして野良猫から飼い猫へを戻ったブー太郎は愛情に相当飢えているのだろう。他の猫どもより、ちょっと長めに撫でてやろうか思ったのだが…。

凄げぇ毛が抜ける。

「うちの猫どもの中で一番の甘えん坊はブー太郎なんだなぁ。可愛い奴だ」

そう思いながら、ブー太郎の頭を撫で続けていると、ブー太郎は頭をグリグリと回転させ始めた。どんどん毛が抜ける。抜けた毛が宙を舞う。俺の手に頭を押し付ける力もどんどん強くなってくる。

何かうざい…。

いい加減、もう止めても文句は無いだろうと思い、ブー太郎を撫でるのを止めた。撫でるのを止めた途端に、ブー太郎はまた先ほどの妙な動作を始める。

面白い。

面白いのだが何度撫でてやっても切が無いので、ブー太郎のその奇妙な動作を見ながら母の部屋から立ち去る。

ブー太郎は変な猫だ。
これからも色々と楽しませてくれそうな気がする。

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